key
Let's enjoy Mathematics

Contests

コンテスト

この文章を書いたのは?

東京大学理学部数学科3年

佐藤 ふたば

小中高生のみなさん、数学の大会に課題研究で出場してみませんか?

数学の課題研究・自主研究をすでにしているとか、これから始めようと思っているひとはいませんか?
いくつか小中高生向けの大会がありますので、ここで紹介します。気軽に挑戦してみてください!

発表をすることで
・数学が好きな友達、他分野の友達、他校の友達ができる。(大学で再会したり、のちに共同研究に繋がったりすることも…!)
・審査員の先生や、聴きに来てくれた方からアドバイスをもらって研究が進む。
・大学進学や将来のイメージが湧く。(特に大学の先生や、企業の方とお話しできるチャンス!)
など、思いもしなかった出会いがありますよ。
発表内容をうまく伝えられなかったり、自分の考察の甘さを思い知らされたりすることも、成長の糧になります。

「まだ研究途中だし、応募できるレベルじゃないかも」と悩むことはありません。
とにかく参加してみることで先に進むことも多々ありますので、学校生活のタイミングが合えばどんどん挑戦してみてください。
見学OKの大会もあるので、実際の発表の様子を見にいくのもオススメです!

 

<数学で出場できる課題研究の大会>

ISEF(International Science and Engineering Fair)
高校生向けの世界最大の課題研究の大会。JSECか日本学生科学賞で上位受賞すると参加推薦を受けられる。

・朝日新聞社主催 JSEC(数学部門)
高校生向け、ISEFの国内予選大会の一つ。純粋数学でエントリーできる。

・読売新聞社主催 日本学生科学賞(応用数学部門)
中高生向け、ISEFの国内予選大会の一つ。純粋数学の部門はないものの、応用数学や情報分野にエントリー可能。

Global Link Singapore 
中高生向け。分野の区分自体が存在しないものの、数学に関する内容でのエントリーは可能。
コンペティションとしての参加にはつくばScience Edge、千葉大学主催の高校生理科研究発表会などでの受賞による推薦参加権が必要だが、コンペティションに関係なく参加者として発表することもできる。
文理両方からの参加者がいるのが特徴で、使用言語は英語。

つくばScience Edge
中高生向け。分野の区分自体が存在しないものの、数学に関する内容でのエントリーは可能。
上位入賞者はGlobal Link Singaporeへの参加権を得る。英語での発表も可能。

・千葉大学主催 高校生理科研究発表会(数学・情報分野)
高校生向け。上位入賞者はGlobal Link Singaporeへの参加権を得る。英語での発表も可能。

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)生徒研究発表会(数学部門)
高校生向け。各SSH指定校の代表1グループずつのみしか発表できないものの、見学は誰でも可能。

・大手前高校主催 マスフェスタ
中高生以上向け、部門は数学のみ。
(大手前高校はマスフェスタ以外にも様々な数学のイベントを主催している。)

・一般財団法人理数教育研究所Rimse主催 算数・数学の自由研究
小中高生向け。

・名古屋大学主催 日本数学コンクール
中高生向け。自分の好きな内容のレポートで応募できる「自由課題」だけでなく、テーマ課題での応募もできるので、まだテーマが見つからないという方でも参加しやすいです。
(2021年度は中止だそうですので、ご注意ください。)

・筑波大学主催 「科学の芽」賞(分野区分なし)
小中高生向け。

・文部科学省主催 サイエンス・インカレ
大学の学部生向けとしてはおそらく唯一の自主研究の大会。
高校生はコンペティションへの参加できないが、エントリーはできる。

サイエンス・インカレに参加された方に書いていただいた記事はこちら

 

<課題研究を含め、数学の勉強のサポートを得る機会>

GSC(グローバルサイエンスキャンパス)
様々な大学が高大接続としてプログラムを提供しており、数学分野での自主研究や数学オリンピックなどへの参加をサポートしている大学もある。
各地の大学が選ばれているので、アクセスしやすい大学のプログラムを探してみよう。

 

※こちらでご紹介の大会やコンクールなどは、数理女子主催・共催等ではありません。

 

※2021年8月掲載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。

SNS Share Button